企業間・職種間の橋渡しを担う!|aba lab 営業 小暮泰生

2022/1/28 時点
 
 
写真左が小暮さんです。
写真左が小暮さんです。
 
 
 

aba で働き始めた理由

 
加賀美:本日はインタビューにご協力くださり、ありがとうございます。
以前、小暮さんの自己紹介プレゼンを拝見しました。そこで、小暮さんの aba で働きたいんだという熱意がすごいなと感じたのですが、その思いはどこから生まれたのでしょうか?
 
小暮:やはり一番は、宇井さんと同い年であるのが大きいのかなと思いますね。負けてられない、であったり、一緒に仕事をしたいんだっていう想いが強いです。あとは、面白い取り組みだなと思いましたね。aba の仕事自体が、世の中の介護の課題をテクノロジーで解決していくことなので、すごく面白くて、これから伸びていくんだろうなと思いました。これからも実際に実績を積み上げていきたいですね。
 
加賀美:小暮さんは、以前は大手水回りメーカーに勤めていたんですね。
 
小暮:はい、前職では新商品の開発業務を行っておりました。大手の資金力や人財に助けられる反面、良いものを安全かつ慎重に出すモノづくりのスピードがこれで良いのかと悩んでいました。良いものを早く届けるべきではないかと思い、ベンチャーで働くことを決意し aba へ勤めることにしました。
もともと大手にいて、今はベンチャーなので、大手とベンチャーの橋渡しになるということであったり。前職では技術者なのに対し、今は営業をやっているので、同じく技術者と営業の橋渡しになれたらと思っています。両方、両側面の業務を経験してきたので、調整者という橋渡し役になることを心がけています。
 
加賀美:大手とベンチャーの橋渡しのイメージを少し深めてみたいと思うのですが、aba のお客様が老人ホームや介護施設であったり、大手との協働も多いのでしょうか?
 
小暮:私が行なっていることは、介護業界に参入したい企業へのコンサルティングになります。
例えば、各企業が持つ技術を介護業界のニーズに合わせ、調整をしています。なのでお客さまは介護施設というよりは、大手家電メーカーであったり、介護業界に参入したい企業であり、そのサポートをさせていただいています。
そういったお客様がどうやって介護業界に入っていくかをサポートすることで、介護業界により良いテクノロジーを入れていければと考えています。
 
 
 
 

担当している aba lab 事業について

 
加賀美:なるほど、では介護事業参入のコンサル(aba lab事業)に現在は注力されているのでしょうか。
 
小暮:そうですね、排泄ケアシステム Helppad (ヘルプパッド) 事業ではなく、aba lab の仕事を主に担当しております。
 
加賀美:これまでいくつかのプロジェクトをされていた中で、一番印象的だった、あるいは携わる中で印象的であったプロジェクトはありますか?
 
小暮:ありましたよ。
メーカー様で検討されている見守り機器の新規案件について、弊社主導で介護業界や高齢者にヒアリングを実施した結果、この仕様ではメーカー様が求める購買台数には達しない可能性が高いと指摘させて頂きました。現在はメーカー様と議論を重ねさせて頂き、介護現場の意見を汲み取った仕様に見直すことでリスタートをしています。
 
加賀美:介護現場の意見を汲み取り、製品を発売することを目的とせず取り組まれているのですね。
 
小暮:企画が、まだタネのうちに懸念点は解決しておいた方が、仮に発売して売れないで終わってしまうより開発費用が抑えられます。製品を発売することを第一に考えるのではなく、介護の現場に根付いて使われるものが発売できるようサポートしています。
実際に売れるかどうか断定はできませんが、介護業界の意見やニーズといった判断材料を提供しています。それこそ意外なことで注目を浴びたり、人気を集めることもありますし、もしかしたらそのままでも売れているかもしれません。ただ、介護現場の意見を取り入れて、今の仕様では厳しい場合にはお伝えし、そこからともに改善や対策をしていくことで、もう一歩進められるのではないかと考えます。介護現場に根付く商品を出せるよう、各メーカー様に寄り添いながら業務を進めています。
例えば、「このような技術がありますが、介護業界では役立ちますか?」といったご質問に対して、「こういった場面で役立てますよ。」であったり、「こういった仕様では現場では使ってもらえないと思います。」など、介護現場のニーズとメーカーのシーズを理解しながら、サポートをしております。
 
加賀美:介護業界とメーカーとの間を繋ぐ重要な役割を担っているのですね。
ところで、異なる業界から介護業界へ参入するといったところの支援をされていますが、小暮さん自身も前職の大手水回りメーカーから介護業界に転職されましたね。そこでの経験が介護コンサルで活かされていたりするのでしょうか?
 
小暮:前職を経験していることで、依頼されたメーカー様がどういったことをしたいのか、どういったことで悩んでいるのかをより理解できます。クライアントが悩んでいることを、ベンチャーで動きやすく介護業界が分かる aba がサポートできればと考えています。
 
 
 

小暮さん自身について

 
加賀美:小暮さんは、前職では技術者だったので、現在コンサルを行なっているのは、小暮さんにとって1つの転機になったのでしょうか。
 
小暮:そうですね、転機でした。宇井さんから任されたときは、できるかどうか分かりませんでしたが、思い切ってやってみようと決意し業務を進めています。
やってみての悩みとしては、先ほどお話したように、そのままの仕様でも、もしかしたら売れるかもしれないし、介護現場の意見を汲み取った内容で提案していますが、必ず売れるかどうかの確証はありません。長年、介護現場で培ってきた aba の力を最大限提供できるよう各メーカーとやりとりさせて頂いています。
 
加賀美:お仕事をする上で意識していることはありますか?
 
小暮:私が作成した資料が提出した先で担当者だけでなく、多くの人(担当者の上司など)に見られる可能性があります。当たり前かもしれませんが、初めて見た人にもわかりやすいように資料を作成しています。
 
加賀美:ところで話は変わりますが、介護業界という新たな分野で日々試行錯誤しながらお仕事をされていらっしゃると思います。その中で、ご自身が成長できたと実感されることはありますか。
 
小暮:宇井さんと一緒に仕事をしながら学ばせて頂いています。9ヶ月勤めていますが、現在は経験を蓄積している段階です。介護事業コンサルだけでなく幅広く経験させて頂いているので成長をしていると感じます。この経験を介護事業コンサルで関わるお客様に還元できるようにしていきたいです。
 
加賀美:ありがとうございます。
最後に、aba で今後取り組みたいことについてお聞きしたいと思います。以前、小暮さんはもっと世の中に貢献していきたいとおっしゃっていました。aba で、これからやりたいことは何かあるのでしょうか。
 
小暮:介護伴走事業で多くの企業をサポートすることです。
aba のビジョンである「テクノロジーで誰もが介護できる社会をつくる」に一番貢献できるのが介護伴走事業だと考えています。
介護業界に役立つテクノロジーをたくさん導入すべく、多くの企業をサポートすることで aba の理想の未来を実現していきたいと考えています。
 
加賀美:素敵ですね。ぜひその想いを実現できるといいですね。
本日は、たくさんお話させて頂きありがとうございました!
 
 
 
代表の宇井とともにイベント会場での記念写真です。
代表の宇井とともにイベント会場での記念写真です。